FLACをＭP3に変換する方法

初めに

現在では、CDだけではなく、ダウンロードやストリーミング再生で音楽を楽しんでいる人も多いでしょう。オーディオファイル形式には、非圧縮、非可逆圧縮、可逆圧縮の3つの種類があります。ここでは、非可逆圧縮のmp3と可逆圧縮であるFLACの特徴を中心にご紹介します。

FLACを含むハイレゾ音源は、CDの音質を超える情報量を持つデジタル音源を指して使われます。デジタル音源は、どれだけ精密にデジタル信号化されたかで決まります。情報量が多いほど高品質といえるのです。一方mp3は、その逆でCDより低い情報量で音を鳴らすオーディオファイルです。FLACは、CDよりも情報量が多く、CDよりもよりリアルな音に近づけることを目的としています。mp3は、オーディオファイルのサイズを小さくして、スマホやパソコンに、より多くの曲を入れるメリットがあります。このようにFLACにもmp3にも、それぞれメリットとデメリットがあります。両者の特徴を十分に理解して、オーディオファイルを上手に使い分けて鑑賞してください。快適でより充実した音楽ライフにすることが出来るでしょう。

FLACファイルとmp3ファイルの音質比較

FLACとは、Free Lossless Audio Codecの略で、可逆圧縮形式で音声を格納できるフォーマットです。データ圧縮によりファイルを小さく保ちつつも無圧縮音源として、情報量を損なわずにハイレゾ再生に対応できます。CDの1chあたりの情報量は705.6Kbpsです。FLACは、CDの3.3倍から6.5倍ほどの情報量があります。ハイレゾ特有の音域の広さと奥深さによって、CDを超える音質で楽しむことができるのです。

一方のmp3は非可逆圧縮形式で、人間には聞き取ることができない高音域の音声データを間引いているため、音質が劣ります。96kbpsから320kbpsまでの５段階に分かれています。中でも、256kbpsや320kbpsは、CDとの違いがわからないほどの高音質です。圧縮音源のため容量が少なく済み、データ送信や保存などの点で優れています。1995年に制定された最古の圧縮フォーマットで、対応製品が多いのも特徴です。しかし、情報量が少ない分、音に広がりが少なく平面的であるため、音質面では物足りないでしょう。

FLAC・MP3変換ソフト「UniConverter」をご紹介

UniConverter(スーパーメディア変換！)の音声変換の機能を使用することで、FLACやmp3など様々なオーディオファイルに変換することができます。異なるプレーヤーやデバイスで、音楽を再生出来るようになります。複数のファイルまたはフォルダを追加して、一括処理をすることも可能です。チャンネルやサンプルレート、ビットレートなどのオーディオパラメータもお好みに合わせて編集することができます。サポートされているオプションから、出力ファイル品質まで選択することもできます。環境設定の変換タブでは、コンバージョンパラメータやアシスタントコンバージョン機能の一部を管理することができます。変換後にコンバーティングリストからソースファイルを削除する設定、変換後にiTunesライブラリに自動でファイルの追加を設定、などの管理が可能になります。

UniConverter(スーパーメディア変換！)を利用してFLACをmp3に変換する方法

step1.FLAC・MP3変換ソフトを起動して、音声変換を選択する

ソフトウェアを起動し、メインインターフェースの左側にある操作パネルから、音声変換を選択します。+ファイルの追加ボタンをクリックする必要があります。複数ファイルを追加して、一括処理することもできます。

step2.FLACを読み込んで、出力形式はMP3を選択する

出力形式を一括指定というドロップダウンタブを開きます。表示されるポップアップウインドウにて、音声タブをクリックして目的のFLACフォーマットを選択します。それから、希望する出力ファイルであるmp3を選択して次の手順に進みます。

step3.変換ボタンをクリックすると、FLACをMP3に変換する

右下にある、一括変換ボタンをクリックします。間もなくすると、インポートしたすべてのFLACオーディオファイルが、選択されたオーディオフォーマットであるmp3に変換されます。

まとめ

オーディオファイルには様々な形式があり、それぞれに特徴や個性があります。専用の機器が必要なハイレゾ音源ですが、高音質が魅力です。mp3などの非可逆圧縮形式は、多数の楽曲をスマホや携帯音楽プレーヤーなどに保存して楽しめます。各々の特性を活用して、音楽生活をエンジョイしてください。

UniConverter(スーパーメディア変換！)の機能紹介デモがご覧になれます。